◇ 話 題 ◇ オトコの更年期障害が増加中のワケ!!
更年期障害について松江堂薬局を経営する漢方薬の専門家、松江一彦氏に詳しく聞いてみた。
「女性の更年期障害は卵巣の機能低下によって、エストロゲンなどと呼ばれる女性ホルモンのバランスを崩すことによって起こる症候群のこと。症状はめまいや頭痛、疲労感など様々で、精神的にも不安定になり、日常生活や仕事に支障を来すケースも」。
では、近年増えているという男性の更年期障害は?
「男性の場合も本質的なメカニズムは同じです。テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの分泌が低下することで、頭痛や疲労感などの様々な症状に加え、性欲の低下やEDなど、性機能の障害などが出るものです。テストステロンの分泌量は一般には加齢とともに低下しますが、30代の男性で、60代の男性より低かったケースもあります。近年では30代で更年期障害を迎える人が増えてきたなんて話もありますが、確かに私のところにも35、6歳の方が治療のために訪ねてきた例がありますよ」
なんで30代から更年期障害になる人が増えているのでしょう?
「テストステロンの低下は加齢のほか、ストレスによっても引き起こされることが分かっています。今の30代が直面している環境を考えれば、それもうなずけるところですよね。仕事の責任は増える一方、不況で若手は増えないまま、そのストレスで食生活が乱れ、メタボリック症候群の道へと進んでいく。さらに悪いことには、メタボリック症候群の患者のテストステロンの値は低く出るという報告もあるので、結果、更年期障害の症状が出てしまうのです」
20代や30代の男性ができる予防策は?
「更年期障害になりやすいのは、ストレスを溜め込みやすい人に加え、真面目な人や無趣味の人も含まれます。生活習慣を改善して、ストレスと上手に付き合うほか、趣味を持ったり、オシャレに工夫 をして気持ちを若々しく保つことなど、生きるモチベーションをうまく高めていく ことが大事です。」
なるほど、ストレスの解消がポイントみたい。だけど、R25世代としては増える仕事に負けじとプライベートを充実させる必要があるので、上手な時間の使い方が問われそう。 (伊藤 裕/GRINGO&Co.)
医師の不養生でなった糖尿病を、医師の好奇心で克服しました。
急激な高齢化やライフスタイルの変化などに伴って、生活習慣病が増えています。 特に国内の糖尿病の患者数は、予備軍を含め2,210万人と推計され、もはや国民病といっても過言ではありません。
糖尿病が怖いのは、治療しないで放置すれば、やがて網膜症で失明したり、腎症で人工透析に追い込まれるなど合併症のリスクがあるためです。最悪の場合は、動脈硬化が引き金となって心筋梗塞や脳出血などにつながる恐れもないとは言えません。
山田英生・山田養蜂場代表が、第一線の研究者、医師らと語り合う対談シリーズ
「予防医学 ― 病気にならないために」。
今回の対談相手は、医師でありながら糖尿病になり、自ら食事と運動で病を克服した社団法人生命科学振興会理事長で、 栄養学者の渡邊 昌さん。テーマは「食事と運動で健康長寿を目指す」 。
クエン酸の効果
連日の暑さで身体に疲れがたまっていませんか?
そんな時に有効な栄養素のひとつとして、「クエン酸」があげられます。
これは、身体にたまった疲労物質の「乳酸」の分解を助け、さらに「脂肪」の燃焼にも
一役を買ってくれる優れもの。
お酢や梅干、グレープフルーツなどの柑橘系の果物に豊富に含まれています。
夏バテの解消にもダイエットにも、強い味方になってくれそうです。